Blogging in A Dampish Dark Place

I am a consumer. As yet I have no name. I’ve no idea where I was born. All I remember is that I was blogging in a dampish dark place.

過去への対峙、未来への前進 - 感想 - 僕だけがいない街(2〜3巻)

1巻を読んでみて(本格ミステリーの予感 - 感想 - 僕だけがいない街(1巻) - Blogging in A Dampish Dark Place)感触が良かったので、すぐに続きを読みました。

緩急ついた描写で読む者を引き込みます。


プロットが明確で読みやすいです。

早い段階で主人公の目的が設定されますし、物語の核となる「謎」もはっきりしています。

さらに、主人公の心理も良く描かれていると思います。

謎解きをする論理的な思考だけでなく、他人の心と向き合う中での感情の機微も上手に描写されます。

ミステリー要素だけでなく、主人公の精神的成長もテーマの一つのように思えます。

なにしろ、主人公の人格形成にも「謎」が関わっているわけで、内面的なチャレンジ(コンプレックスの克服)と外面的なチャレンジ(謎の解決)が一体化しているのです。

すこし大げさな言い方かもしれませんが、過去を克服し未来を進まなければならないという人生の一面が描かれていると思います。

近々4巻も発売されるようなので、楽しみです。

おすすめ。