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Blogging in A Dampish Dark Place

I am a consumer. As yet I have no name. I’ve no idea where I was born. All I remember is that I was blogging in a dampish dark place.

数字が世界を規定する - 感想 - ヤバい統計学

活字

ヤバい統計学

ヤバい統計学

  • 作者: カイザー・ファング,Kaiser Fung,矢羽野 薫
  • 出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ
  • 発売日: 2011/02/19
  • メディア: 単行本
  • 購入: 11人 クリック: 93回
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近年IT業界では「ビッグデータ」「データサイエンティスト」といったワードが頻繁に話題に登りますが、そもそも統計学ってどんなもんだろう?ということで手にとったのが本書。

統計学のさわりを軽く説明してくれているのではないかと思い購入しました。

読んでみた印象としては、「専門用語を使わず物語風にエッセンスを解説していて、それがかえってややこしい部分もあるけれど、統計学という学問の基本的姿勢を知る助けにはなる。」といったところです。数式を使った方が分かりやすいのでは、と感じる箇所もありますが、概ね平易に解説されていると言っていいでしょう。

反面、統計学の体系や、統計処理の手法や指標(偏差とか相関係数とか)などは全くと言っていいほど取り上げられません。そういったもの手早くインプットしたい人には不向きだといえます。

ところで、邦題は「ヤバい統計学」ですが、原題は「Numbers Rule Your World」です。動詞の「Rule」をうまく訳すのが難しかったのかは分かりませんが、原題の方が内容に合っているかと思います。あらゆる事象を数字で捉える統計学性質を端的に表わしているといえるでしょう。

どの事例についても「数字の意味」を慎重すぎるほど慎重に論じているところに好感が持てます。数字がひとり歩きする、という例は世の中に嫌というほど溢れていますから、統計学者・科学者でなくとも、本書のようにその意味を正確に捉える姿勢は忘れないでおきたいものです。

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