Blogging in A Dampish Dark Place

I am a consumer. As yet I have no name. I’ve no idea where I was born. All I remember is that I was blogging in a dampish dark place.

感想 - かくかくしかじか(3巻)

「主に泣いています」「ママはテンパリスト」などの東村アキコの自伝的作品の第3巻。

漫画家になりたくて美大に入学するも、全くマンガを描かず、学業にも真面目に取り組まないまま、卒業が迫ってくるというところからスタート。

焦りを感じつつもエネルギーを向ける対象を定められず、座りの悪さを抱えたまま時間が過ぎていく様がリアルです。しかし避けて通れないのが卒業と就職。そこで漫画家の夢を諦めない主人公が取った行動がなんとも面白いです。

結局この選択が一見遠回りなようでいて効果的だったようですが、人生何が功を奏するかわからないですね。

作品を通じて、過去の深刻だった状況を今の視点で明るく笑おうという姿勢が根底にあるように思います。そして全肯定する訳でもない。主人公がドタバタともがく姿と、時々挟まれるモノローグの冷静さのコントラストが効いています。

テンションの高さが目立ちますが、冷静な視点も持った人なのではないかと思いました。

かくかくしかじか(1巻) - Blogging in A Dampish Dark Place
かくかくしかじか(2巻) - Blogging in A Dampish Dark Place

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